2020.10.23

ファミレスに見るテイクアウト戦略

<デニーズ>は10月12日デリバリー&テイクアウト専門店を新宿御苑駅前に出店しました。

デリバリーエリアの世帯数75万世帯(単身世帯率60%強)、中小企業が多い当地において、ご家庭の内食ニーズ、オフィスのランチニーズに応える形態の店舗です。

メニューは大きく2つに分類され、一つはテイクアウト用に開発された作り置き弁当。600円(税込)~と安価で待たずに購入できるのでオフィスランチニーズにマッチする。もう一つは、レストランデニーズでも販売している料理。こちらは注文が入ってから調理するツーオーダーメニューで価格はレストランの概ね1割引き程度。

チェダーチーズハンバーグとコロッケ弁当680円(税込)を食べましたがハンバーグは肉質、ソースともに本格的で非常にコスパが高く感じました。

<和食さと>は10月19日~11月8日期間限定でお持ち帰りキャンペーンを実施。通常価格の2割~3割引きでお弁当を販売しています。コロナウィルスの感染拡大が懸念される冬を前にしてお持ち帰りのトライアルを促進する戦略です。同社では9月にも同様の割引キャンペーンを行ったり、10月1日~7日に期間限定でお寿司のテイクアウトを実施するなど積極的にテイクアウト施策を打っています。

ハンバーグとカキフライ弁当698円(税込)を食べましたが、ハンバーグは洋食デニーズに軍配が上がりますが、カキフライは肉厚でジューシー、タルタルも自家製タイプで非常に美味しかったです。

4月ごろは牛丼チェーン各社が値引きキャンペーンを打ち一定の成功を収めています。今冬は今までにない想定外の事態が起こる懸念もありますので、デリバリーや通販に比べて手が付けやすいテイクアウトに力を注いでみたらいかがでしょうか?